ヨーグルト発酵に欠かせない乳酸菌とは

ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加えて発酵させることで作られます。

その発酵に欠かせないのが乳酸菌であり、乳酸菌の力でヨーグルトの風味が生まれ保存性も高くなります。乳酸菌による乳酸発酵を利用してヨーグルトやチーズをはじめ味噌、しょうゆ、漬け物、醸造酒など身近な食品がたくさん作られてきました。

では、その乳酸菌とはどのようなものなのでしょうか。

乳酸菌とは「乳糖やブドウ糖を分解して大量の乳酸をつくる細菌」の総称であり、自然界に広く存在していて、人間や動物の腸の中にもいます。実は人間の腸内に住む約100種類、約100兆個もの細菌のうち40%程度が乳酸菌であるといわれています。

腸にとって良い働きをしてくれる「善玉菌」の代表とも言える乳酸菌。乳酸菌は人の体内で糖類や炭水化物を発酵させてたくさんの乳酸を作り出す働きをしていますが、この乳酸には腸の中の雑菌や有害な菌の働きを抑える働きがあります。免疫力を高めたり、アレルギー反応を緩和したり、最近話題になっているピロリ菌を攻撃するなど、様々な効果が実証されています。

また、整腸作用があり、腸の活動を高めて、食物の消化吸収を助けるほか、腸の蠕動運動を促し、便秘や下痢を防ぎます。また、発ガン物質の腸内での合成を妨げる抗がん作用、細菌やウィルスに対する抵抗力を高める免疫増強作用、コレステロールの抑制効果などもあるとされています。

健康な人の腸内では善玉菌が多く優勢で、悪玉菌が抑えられています。ヨーグルトの乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やし、有害な悪玉菌を抑制することによって、腸内細菌のバランスを整えてくれます。善玉菌優勢のバランスを保てば、病気を寄せつけない健康な体を保つことができるのです。